感じるタロット4皇帝
皇帝:
オレンジ色の背景は黄色や青に比べて力を感じる。
彼の右側の山はオレンジ色、左側は黄色。
黄色の山のふもとには川が流れているの少しが見える。
女教皇の湖の水は皇帝のかーどにまで流れている。
女帝が成熟しているが若々しかったのに比べて、彼は白いひげをたくわえて老いている。しかし威厳に満ちている。
灰色のどっしりとした石の椅子は牡羊の頭がデザインされている。
赤い服にえんじ色のケープをまとっている。
よくみると足と腕は青く、彼が青い鎧を着ていることが分かる。
彼は鎧の上に赤とえんじ色の衣をまとっているのだ。
鎧を着ている彼は、頑固そうで、自分の身をしっかり守っている。
だが、左肩にみえる赤い模様は、彼の隠しきれない情熱がうかがえる。
一見、情熱的で闘争心に燃えるようであるが、実は鋭利で冷酷な性格かもしれない。
冷酷はいいすぎ。え~~と、ひるまない性格、動じない。
右手には金色の棒、左手には金色の球を持っている。
黄色の棒確固たる地位と信念、丸い球は全ては手中にあるといった支配を感じる。
王冠は赤と白の宝石で飾られているが、衣と同様にシンプルだ。
皇帝というときらびやかで荘厳なイメージがするが、彼はかなりシンプルだ。
かなり現実的な人かもしれない。
女帝も皇帝も宮殿の中にはいない。
宮殿という建物に制限されないことを表しているように感じる。
「わしにかなうものはない。わしはこの衣を脱げばすぐに戦いに挑める。そんなわしに挑戦するかい?わしは皇帝なのだ。すべてを所有し支配している。この地位は永久だ」
フジコ