感じるタロット:2女教皇
女教皇 まず、女教皇という名前がカトリック信者やカトリックに詳しくない人には馴染みがないと思う。 教皇は神父と同じく男性だけが選ばれる。
だから女教皇はありえない!
そこが常識からはみだしていて、固定観念にとらわれていないところ。
だけど、彼女の雰囲気は冷たい感じ。真面目だな。じっとこちらを見つめている。
愚者、魔術師の背景が黄色でビビットな感じであったが、ここで急に静謐な感じのカードの雰囲気になった。
冷たくて透き通った水晶のような冠。
白い服に青いガウンを羽織った彼女は胸に大きな十字架をぶら下げている。手には巻物。
彼女はBと描かれた黒い円柱とJと描かれ灰色の円柱の間に座って灰色の簡素な椅子に座っている。
2つの円柱の向こうにははちきれて実がむき出しになっているザクロの実がなっている。いや、これはザクロの実をデザインした幕のようだ。
後ろに湖があり、彼女のドレスの裾まで水が流れ込んでいる。
その流れ込んだ水に三日月が置かれている。
ビビットな黄色の背景は彼女の足元にあり、水で覆われつつある。
もしかしたら、彼女は湖の中の小さな島に座っているのかもしれない。
孤独?いや孤高?
巻物を守るため
水が好き?
冠も三日月も鋭利でとがっていて、ちょっと近づきがたい。
厳しそうで神秘的・・・。
「あなたの内をみなさい、私の冠の鏡にあなたが映っています」と聞こえてきた。
フジコ